
どうしても怒りが収まらない!
みなさん、イラッとしてしまったり、ムカッとしてしまったりすることって、日常生活でありませんか?
「ちょっと不快に思ったけど、気づいたら忘れてた♪」「まぁいっか♪」と流せる程度ならよいのですが、どうしても収まらない、仕返してやりたいとすら思う怒りが1つや2つあるかもしれません。
いつまでも引きずっていても不快なだけと頭ではわかっていても、心がずっとモヤモヤ・ムカムカ…
誰にでもそんな時もあるものです。
怒りが収まらない理由とは?
モヤモヤが収まらない、コントロール不能なほどの収まらない怒り。その根本的な原因や理由を正しく把握できていますか?
【怒りの感情】とひとまとめにいっても、人それぞれな面もあって、きっとみなさんの中で怒りの許容範囲や、怒りのレベルがありますよね。
そんな中でもどうしても収まらない怒りとなると、かなりご立腹な状況ということ。この、怒り度MAXの状況が起きる理由について、掘り下げて考えてみましょう。
怒りが収まらない理由①自分を否定されたと感じる
自分のことを否定されたり、勝手な勘違いで一方的に嫌なことを言われた時は傷つきますし、その相手に怒りを感じてしまうことがあります。
自分が自信を持っていることに対して、真向否定された場合、特にそれが年齢・立場など目上の方の場合、自分を低く見られたと感じてしまい、自尊心が傷つくのは当然です。あまりにその内容が理不尽で不当だったら、感じる怒りも大きなものになるでしょう。
怒りが収まらない理由②期待を裏切られたと感じる
「信頼をしていたのに!」「こうなると思っていたのに!」と、思っていたことと違う結果になってしまった場合にも怒りを感じます。
この【収まらない怒り】のポイントは、期待しているという意識がないところからも発生していること。
たとえば、普通そんなこと人に言わないよね?!と思っていることを、人から言われた場合、怒りを感じるのは『そんなこと言わないよね』という期待を無意識に相手にしているからなんですよ。
怒りが収まらない理由③社会的に間違えていると感じる
法律・道徳など人としてやってはいけないとされていること、あるいは、マナー・言葉使いなど、人として思いやりで気持ちよく過ごすこと、こういった部分が欠けている方に対して、怒りが収まらない!ということもあります。
法律やマナーは相手への配慮でもあり、自分を守るためのものです。
人を傷つけたり、騙したりすることはいけないことと学んできた私たち、社会的に見ると間違えていることに怒りを感じることもあります。
怒りが収まらない理由④理解できないと感じる
『相手を責める前に、まず自分を見直してみましょう』『相手の気持ちになって考えてみましょう』と、一度はどこかで見聞きしたとこがある方も多いかもしれませんね。
そんな中でも、自分だったら絶対にそんなことをしないし、どう考えても相手の行動や思考を理解できないと感じる場合、怒りが収まらないケースがあります。なんでそんなことするの?と自分の思考の中でフラストレーションが大きくなっていくためです。
怒りの感情をコントロールする方法【5選】

怒りが収まらない理由はさまざまですが、できればその感情は引きずっていたくないですよね。
怒りに心が支配されている時は、あまり気持ちのよいものではないですし、なんだか自分の表情も心も、鬼の形相になってきているように感じませんか?
そんな感情は、心にも美容にもよいものではありません。
ここでは怒りの感情に押しつぶされないように、収まらない怒りのコントロール方法を5つご紹介します。
怒りのコントロール方法①するはずだ・すべきだの思考をやめる
真面目にやるべきだ!、常識的にこうするはずだ!、そういった感覚は、人それぞれ違います。
実はこの❝べきだ・はずだ❞という感覚、他人には通用しません。
まずそれを念頭に置いておきましょう。
シンプルに『自分の中の当たり前は、至極真っ当なことであっても通じない人もいる』ということを、頭の片隅に置いておくだけでも、❝あ、この人はそういう人なだけか❞と気づけて、怒らないですむ思考に導いてくれるものですよ。
怒りのコントロール方法②6秒だけ待ってみて
アンガーマネジメントという言葉を聞いたことがある方は多いかもしれませんね。イラッとしてしまった時は、6秒だけグッとこらえてみましょう。これがアンガーマネジメントのやり方です。
この6秒の間、考えるのを少し中断してみてください。どうしても瞬間的にカッとしてしまいそうな方は、目につく場所に付箋などで6秒とメモを貼ってみおくのもよいですね。
そして、感情が乱れた時は無感情になるトレーニングをしてみましょう。
実は怒りの感情のピークは6秒と言われています。そのたった6秒、グッとこらえてみるだけで、驚くほど湧き上がるイライラを軽減することができるのです。
怒りの感情のコントロールに非常に効果があるので、一度やってみてください!お金も時間もかからないのに、収まらない怒りを自分の中でコントロールできることを実感していただけることでしょう♪
イラッとしたら、6秒気をそらす・考えない、たったそれだけです!
怒りのコントロール方法③手紙を書いてみる
怒りの矛先の相手に手紙を書くの?!と驚く方もいるかもしれませんが、ここで書く手紙は本人には出すことはありません。ですので、言葉遣いに注意したり、相手に配慮した内容にする必要はないのでご安心ください。
やり方はシンプルです。思ったことをありのまま、相手にぶつけたい言葉のまま、手紙につづるだけ。思うがままに言いたいことを書いて、もう書くことがないと思うところまで書いてOKです!
出さない手紙、しかも収まらない怒りを、対象の相手にむけて書くなんて経験がないので、どういうこと?と不安になるかもしれませんが、実はこれも心のコントロールに非常に有効な作用があります。
やり場のない怒りは、心の中で考えても簡単には整理できません。その感情を書き出すことで、可視化してコントロールするのです。書くだけですっきりできる効果もあり、書いた内容を読み直すと自分に気づけるメリットもありますよ。
怒りのコントロール方法④自問自答してみる
収まらないレベルの怒りとなると、どうしても相手に言い返したくなってしまったり、考えないようにしていても、なんであの人は!と感情の矛先が対象の相手に向きがちです。
しかし、その矛先を自分に向けてみてください。
『なんで私は今、こんなに収まらないほどの怒りを感じているのだろう?』『どうしたらこの怒りを感じる状況から抜け出せるだろう?』という視点に感情を切り替えてみましょう。
これも怒りの感情をコントロールする上で、大切な作業。怒りの原因について自分の心に向き合うことなんです。
面白いもので、この思考に切り替えると、収まらなかった怒りがどこへやら!
自分がどうしたら楽しくなれるのかということを考えるのに夢中になってしまい、怒りの感情は二の次の状況になってしまいます。怒りをコントロールして、自分の生きやすさにしてしまえたら、怖いものなしです♪
怒りのコントロール方法⑤期待はしない
嫌いな相手に期待なんてもともとしてません!と言い返したくなる方もいるかもしれませんが、少しイメージしてみてください。
こちらが伝え方も考えて、思い切ってこういうのが困るからやめて欲しいと、一生懸命、切実に怒りの原因になっている相手に伝えたとします。しかし相手は『無理です』と答えてきたとします。
すると、どうですか?
確実に怒りは収まらず、一層ヒートアップするのではないでしょうか?
実はこれも期待しているのが原因なんです。これだけこちらが考えて、歩み寄って話したんだから、❝きっとこうしてくれるだろう❞と期待してしまっています。
しかし何をどう伝えても、心に響かない・暖簾に腕押し状態の人って残念ながらいるんです。
価値観が完全に違うのでしょうね。
簡単に言えば、諦めて期待せず、割り切るというのもひとつの手段。住む次元が違う人として、心から切り離すのも大切な作業です。
怒りをコントロールして笑顔の生活を送るために
怒りの感情は往々にしてよくないものという認識をしてしまうことがあります。しかし、コントロール方法がうまくできれば、むしろ生きやすさにつながるチャンスでもあるのです。
こういったように、怒りを感じた時は、自分に向き合う時間を取れた・自分を知る機会ができたと思うと、気が楽になるかもしれませんね!
上手に怒りの感情をコントロールして、笑顔が多い素敵な生き方をしていきましょう♪